読書

背の眼

今、もっとも注目している作家の一人、道尾秀介氏のデビュー作。注目しておきながら読むのは初めて。感想だが一言で言うなら面白かった! かな。

新顎十郎捕物帳

久生十蘭が作り出したキャラクターを都筑道夫が引き継いだのがこの作品。久生十蘭の方は読んだことがないのでどんな感じなのかわからない。ただネットの青空文庫−だっけ?−で近日公開になっていたので公開されたら読もうかと思う。 で、この作品。さすが都筑…

女王国の城

15年ぶりの新作だそうで、前作『双頭の悪魔』を僕が読んでからでも11年はたっていると思う。この間、短編は何作か発表された。しかし長編でしか味わえない、なんと言うべきか、一種の達成感のようなものがある。 以下、ネタバレは極力避けますがとりあえず隠…

涼宮ハルヒの憂鬱

ということで、谷川流著『涼宮ハルヒの憂鬱』を、今更ながら、読んでみました。以下感想です。

キリオン・スレイの生活と推理

恐らく本を読む時間はないだろう。でも本がないというのも不安だ。だからとりあえず何か一冊持っておこう。読めなかったとしても別にいいや、ということで出張に持っていって読み始めたのが都筑道夫著『キリオン・スレイの生活と推理』だ。そういえば『退職…

『愚か者死すべし』

途中、DSを手に入れて逆裁4をやっていたので読むのに時間がかかった。 長編新作が出るまでに時間がかかる、というのには慣れている。法月綸太郎ファンだから。『生首に聞いてみろ』は10年ぶりの新作だった。そして本作『愚か者死すべし』は9年ぶりの新作、だ…

子どもの王様

昨日、図書館で借りてきた。以下、ネタばれ感想です。

女王蜂

横溝正史著『女王蜂』読了。ちょっと時間がかかった。読んでいる途中で、初の横溝作品か、と思ったのだがよく考えると以前に『本陣殺人事件』を読んでいた。さて、以下ネタばれありです。

『銀の檻を溶かして』

ふと見ると一冊の本が居間に落ちていた。カバーをはずすと『銀の檻を溶かして』と書かれていた。僕が買った本ではない。ただ、この作品がメフィスト賞受賞作だということはしっていた。ちょうど読む本を探していたのでこの本を読むことに決定。というわけで…

六枚のとんかつ

さて、先日から読んでいた蘇部健一著『六枚のとんかつ』を読み終えた。この作品、知っている人は知っているバカミス。いや、ミステリーではないという人もいるだろうからその場合はただのバカか。でも僕はそうは思わない。立派なミステリーだと思う。まぁ、…

『びっくり館の殺人』

買ったはいいがどうも読む気が起きずそうこうしているうちにあまりいい噂は聞かないという状況だったのでついつい先送りにしていたのだがやっと読みました。綾辻行人氏の館シリーズ8作目『びっくり館の殺人』。いかネタバレありですので気をつけてください。

『さらば長き眠り』

原籙氏の三作目の長編にして沢崎シリーズ第一期完結作でもある。前二作に比べると量的にも倍ぐらいあるんじゃないだろうか。以下、ネタバレはないと思いますがスレスレのところをいくと思うので興味ある方だけどうぞ。

『天使たちの探偵』

原籙氏の三作目にして初の短編集、ですよね?今、密かにハードボイルドテイストの短編を書きたいなと思っているので参考になるんじゃないかと思いつつ読む。まず思ったのはハードボイルドというのは短編にはあまり向かないようだということ。これに関しては−…

『私が殺した少女』

原籙氏の2作目の長編にして直木賞受賞作。ついでにファルコン賞というのも受賞したそうだがこっちはよく知らない。さて、この作品だがネタバレ無しで感想を書くには少々、窮屈かと思う。ということでネタバレありです以下、お気をつけください。

『そして夜は甦る』

こつこつ読んでいたのだがやっと読了。さてこの作品、原籙氏のデビュー作とか。どおりであまり文章がうまくないなと思える点がいくつかあった。しかし読んでいる間中、ずっとおもしろく楽しかった。なぜそのように感じたのかわからないんだがとにかく、こん…

『探偵は眠らない』

正直、表題作「探偵は眠らない」を読み終わったのが7月か8月でその後、短編ばかりなのをいいことに一作読んでは違う作品を読み、ということを繰り返していたので内容を忘れてしまった。ハードボイルドということで他の作品ほどミステリーとしてのおもしろみ…

『退職刑事』2

数日前に読み終えたのだが感想を書くのを忘れていた。ただし途中で『邪魅の雫』を読んだり『探偵は眠らない』を読んだりして間延びしているので正確な感想は書けない。ただ全体としての印象は前作『退職刑事』よりもクオリティーは落ちるんじゃないかな、と…

『邪魅の雫』

伏せてる部分はネタバレかそれに近いので未読の人はお気をつけください。 とにかく長い。その大半は本筋と関係があるのかないのかわからないようなものだが、まぁそれはいつものこと。途中で「犯人はこいつだ」と思ったんだがそれはある程度、当たっていた。…

『退職刑事』

少し前から気の向いたときだけ少しずつ読んでいた『退職刑事』がやっと読み終わったので感想を。はっきり言っておもしろかった。ただし誰が読んでも僕と同じようにおもしろいと思うかというとそんなことはないんじゃないかなと思う。まず都筑道夫氏の作品が…

『月館の殺人』

えっと『月館の殺人』読了。『IKKI』紙上で連載された綾辻行人原作、佐々木倫子漫画のミステリー漫画。上巻が出たのがたしか1年前ぐらい。ということでいかで真相に触れると思います、たぶん。

『スイス時計の謎』

ものすごく久しぶりだな、読書のカテゴリーを使うのは。 さて、ふとしたきっかけから有栖川有栖著『スイス時計の謎』を読むことにした。といってもかなり以前に途中までは読んでいた。で、本を開いてみるとちょうど表題作「スイス時計の謎」を数ページ読んだ…

『怪盗グリフィン、絶体絶命』

久しぶりなんで見だしちゃんと出てるか? さて、やっと読み終わったんだが、正直、おもしろかった。カタカナが苦手な僕としては途中、誰が誰だったのかを確認するためにページを戻ったことも幾度かあった。しかしまぁ、ああいう感じの内容ならやはり日本が舞…

『羊の秘』

やっと霞流一著『羊の秘』を読み終えた。で、感想なんだがネタバレするわけにはいかない。だからネタバレ感想は書かない。ただやはりどうしても作品の内容に触れざるを得ない。そこでこの作品を先入観なく読みたい方は以下は読まないでください、と思ったの…

『銀河ヒッチハイクガイド』

ということで、何とか図書館の貸出期間内に読む終えることができた。読み終えたのは昨日なんだが。 元々、とある日記でこの作品が映画化されるというのを知った。それまでまったく知らなかったのだが何となくおもしろそうだったので探してみた。するとどうや…

なんだったっけ?

昨日ついに夕刊フジの法月さんの連載を全部読んだ。そして今日の分もすでに読んだ。たぶんトータルで原稿用紙100枚もいってないだろう。短編って感じ。そんなことはいいのだが犯人、全然わかりません。考えてません。いや、考えてるんだがいまいちとっかかり…

『銀河ヒッチハイクガイド』

数日前の日記に書いたのだが『銀河ヒッチハイクガイド』という本がある。現在、絶版?あるいは再版されているということなのだ探すのも面倒なので図書館で借りてみた。地元の図書館になかったので取り寄せをたのんでおいたら今日届いた。で、読んでみたのだ…

またまた

今日もマンガを一冊。『ハンターハンター』22巻。これも昨日、出た。『ハンターハンター』は知人のすべて借りて読んでいるの新しいのが出ると知人宅に読みに行く。しかしただ読ませてもらうのもなんなので手みやげとして『デスノート』の最新刊を持って行く。…

なぜ?

知人からの情報提供により『デスノート』7巻がすでに発売されていることを知る。確か公式には4日発売だったと思うのだが。とにかくそんなわけで購入して読む。最終的にどうしたいのだろうかと悩んでみる。 しかしやはりジャンプコミックは売れるから店頭に並…

『仮題・吹雪の山荘、首なし屍体』

東京創元社の『ミステリーズ』誌上で連載されていたリレー小説が最新号をもって完結した。いや、長かった。何が長かったのかというと企画されて世に出るまでが長かった。僕はあまり勤勉な方ではないので正確には調べていないが数年前からこのリレー小説の話…

久々!

久しぶりに『ローマ帽子の謎』を読む。やっと、やっとイラリー達が劇場から出る。前回読んでいたとき、途中でやめて根子さんに「せめエラリーーを劇場から出してあげて」と言われてから数年、ついに劇場から脱出。でも物語は続く。ゆっくりと読もう。もちろ…