『仮題・吹雪の山荘、首なし屍体』
東京創元社の『ミステリーズ』誌上で連載されていたリレー小説が最新号をもって完結した。いや、長かった。何が長かったのかというと企画されて世に出るまでが長かった。僕はあまり勤勉な方ではないので正確には調べていないが数年前からこのリレー小説の話が出ていたように思う。そして途中一度、話自体がなくなってしまったのだがこのたび無事『ミステリーズ』誌上で連載が開始されそして完結した。
HMCの方で2度ほどリレー小説に参加させていただいた(いずれもまだ完成していないのだが・・・)がやはり難しい。一番難しいのはもちろんアンカーだがそれ以外の人も難しい。しかしそこはプロの作家。本当にリレー小説か?打ち合わせしていないか?と思わせるほどの巧みさでうまく話がまとまった。
実はリレー小説を読むのは初めてのことだったのだが各階の執筆者がそれぞれのキャラを用いてそれぞれの味を出していたのがよかった。
と、なんだか小学生の感想文めいてきたがまだこれから発売されるかもしれない作品なのでネタバレをしては一大事。しかもどこまでがネタバレかというのは非常に難しいのでこのあたりでやめておく。you-なる人物が読んでおもしろかったと思ったということだけでも伝われば幸いである。
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2005/06/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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