インド倶楽部の謎

久しぶりの国名シリーズ。有栖川作品としては『乱鴉の島』以来かな?
以前のテイストのまま、所々で変化があったように思う。特に、捜査した事件にタイトルを付けていたという話を火村にするあたり、これまでの作品では考えられなかった展開じゃないだろうか。
それなりに楽しめたし面白かった。「それなりに」というのは、有栖川作品が私をミステリーの世界に導いてくれたので、常に期待しているという意味だ。