涼宮ハルヒの憂鬱
ということで、谷川流著『涼宮ハルヒの憂鬱』を、今更ながら、読んでみました。以下感想です。
以前にyahooで立ち読みと称して数ページ読んだときにやたらと文章がくどいのが気になった。ただたぶんわざとそうしてるんだろうなと思った。なぜそう思ったのかは最初の方を読んでみればわかると思う。で、今回、全編通して読んだのだがくどい書き方はわざとじゃないな。全編通してくどいし、後書きもそう。恐らくそういう文章を書く人なんだろう、作者は。いや、僕もけっこうくどい文章を書く方で、でもそれを指摘されるまでそうとは気づかなかったのだ。ただ最近はできる限り簡素な文章を書こうと心がけているのでくどい文章には必要以上に敏感になっている。以上のことから、文章的にはそれほどうまいとかすごいと思わなかった。何となく彬さんの日記の文章っぽいと思う箇所もあったりした。あ、決して彬さんの文章がうまくないとかそういうことが言いたいわけではないので。
さて、作品としてだがおもしろかったんじゃないかな。うん。ただ高校生ってのがもう遠い過去で記憶さえ曖昧に成りつつあるのでもうひとつ、物語世界や登場人物に感情移入しきれなかったがそれでも及第点。偉そうな、といわれそうだが500円ちょっと出してるんだからその分は文句を言ってもいいだろう。いや、文句ばかりでもな。いろいろと評価すべき点はある。
とまぁ、とりあえず感想はこのぐらいにしておこう。以下、続刊が出ているようだがまぁ、それはとりあえず保留で。
- 作者: 谷川流,いとうのいぢ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/06/01
- メディア: ペーパーバック
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