自由競争

ちょっと気になったので。
原則、何でも自由競争でいいと思う。ある特定の業種だけが、守られているなんてのはおかしい。例えば郵政事業。別に国営でもかまわないと思う。ただ、国営なら手紙や葉書を運送屋も扱えるようにするべきだ。そうすればヤマトや佐川は葉書を40円で送ってくれるかもしれない。後は選ぶのは消費者だ。選択肢を一択にするのはよくない。
これがお葬式でも言えることで、現状ではお寺にしか頼めない。そこに挑んだのがイオンなんだけど、イオンのお布施定額制に関する記事にこんなことが書いてあった。
「宗教行為に値段を付けることは、仏教の根幹を崩すことにもなりかねない」
いやいや、そもそも、仏教の根幹部分では僧侶がお金に触れることを禁止しています。生産行為、経済活動に関わることも禁止しています。日本の仏教は伝来した時からすでに、仏教の根幹を崩してました。より正確に言えば根幹なんてものを持っていませんでした。
まぁ、それはそれでいいと思う。時代、場所により変化があっても全然問題がないのが仏教だ。
結局、今回のことで仏教側が恐れているのは二点のことだ。
一つ目はイオンで葬式を上げる人が増え、自分たちの収入が減ること。
二つ目は宗教法人非課税が崩れること。
一つ目に関しては、少しは自分のところの檀家を信じろと言いたい。何があって自分のところで葬式をしてくれるという関係をちゃんと築いたのかとも言いたい。二つ目に関しては、不正なことさえしていなければ、例えばまったく関係の無い自宅の改築を宗教法人名義でやっているとか、それほど恐れることでもないと思うんだけどな。
原則自由競争。もちろん、原則なので例外はあってもいいんだけど葬儀は例外には入らないだろう、と思う。