怪談

夏真っ盛りなのでとっておきの怪談を。

Aさんは夢を見ました。夢の中でAさんは「ソウブンゼ」という建物の廊下を歩いていました。しばらく歩いていると、廊下に穴があいており、Aさんは穴に落ち死んでしまいました。そして目が覚めました。目が覚めるとAさんは夢のことなんか忘れて、普段どおりに生活をしていました。
そんなある日、Aさんは偶然にも夢で見た「ソウブンゼ」を見つけてしまいました。何かに誘われるように中に入ると、夢とまったく同じ廊下がありました。その廊下を進むと、やはり夢と同じ穴があり、Aさんはそこに落ちて死んでしまいました。
この話を聞いた人、読んだ人には今夜、夢に「ソウブンゼ」が出てきます。そして、同じことが起こります。
しかし、そうならない方法がひとつだけあります。「ソウブンゼ」を反対から読んでください。そうすれば…。

ちなみに、個人的には『この話を聞いたら呪われます』とか『同じようになります』って類の怪談は嫌いです。純粋に話の内容でゾッとするのが好きです。

追記:
ソウブンゼで検索をかけてみたところ、いろんな話がありちょっとびっくり。というのもこの話を初めて聞いたは15歳の時、つまり19年前だ。今も昔もあんまり変わらないんだな。