才能ないな・・・

二日間、寒かったので外出せずにパソコンと向き合う。書いては消し、書いては消しを繰り返す。のれば速いんだけど今回はなかなかのれない。とりあえず難関は突破したんだがそれでものらない。やっぱり才能ないんだろうな・・・。
と、愚痴はさておきミステリチャンネルを見ていてちょっとびっくりしたことがある。見るものがなくチャンネルを変えているとミステリチャンネルで今月の新刊を紹介する番組をやっていた。あんまり真面目に見たことはないんだけど時々チェックする。でまたチャンネルを変えて再びミステリチャンネルに戻ると評論家が4人出ていてそれぞれのお薦めを紹介する番組を放送していた。はっきり言うとこの番組は好きじゃない。なぜかというと出演者の中に一人、嫌いな人がいるからだ。しかしお勧めを紹介していたのは嫌いな人じゃなかったので見てみる。紹介していた本は貴志祐介著『新世界より』だった。ちょうどこの本が今日の京都新聞でも取り上げられていた。紹介者はこの本を絶賛だった。まぁ、ここまではいい。その出演者の一人が絶賛なのを聞いて年末にはこのミスあたりで上位に入るんじゃないかと言った。これにちょっと驚いた。なぜ驚いたのかというと京都新聞ではこの作品を“伝奇SFもしくは新世界冒険ファンタジー”と紹介していた。番組でもSF紹介していたと思うし紹介者も今年の日本SF大賞を受賞するんじゃないかといっていた。。ジャンルがボーダーレスになったとはいえ明らかにSFって作品がこのミスにランクインするなんてこと、ありえないと思うんだけどミステリ専門の書評家じゃないとこの程度なのか、認識は。いや、でもあの人はミステリー系の書評家だったんじゃないかな。いや、このミスにランクイン発言をした人がまさに嫌いな人だったので経歴、肩書きはよく知らない。
いずれにしても現在ある、年末発売のミステリーランキング誌はどれも限界をとっくの昔に超え無理矢理、延命させられていると思う。だからこのあたりで見直すのもいいんじゃないかなと思う。あ、でも、隠し球のコーナーだけはどこかで続けてもらわないと法月綸太郎ファンとしては困る。

新世界より (上)

新世界より (上)