このミス

家に帰ると文庫本が一冊転がっていた。拾い上げてカバーをはずす。『チーム・バチスタの栄光』だった。タイトルはもちろん知っていた。とりあえず読んでみる。まだ読み始めたばかりで何とも言えないが、文章が少々、くどい。
で、この作品てこのミス大賞受賞作だそうだがもうそろそろこのミスという体制が限界なんじゃないだろうか。まず第一にミステリーの定義がちゃんとしていない。孤島での連続殺人も密室殺人もサスペンスもスリラーも何でもかんでもミステリー。で、その中で一番を決めているがあんまり意味がない。そろそろ「この本格推理小説がすごい」とか「このサスペンス小説がすごい」とか「この警察小説がすごい」ってな具合にジャンル分けすべき時期になっているのではないだろうか。と、このミスを一度も買ったことがなく毎年、立ち読みですませているyou-は思うわけです。

このミステリーがすごい! 2008年版

このミステリーがすごい! 2008年版