よく考えると

今週は年度末か。しかし年度最後の日が土曜日で新年度最初の日が日曜日ってのもあまり記憶にないな。いや、まぁ、あったんだろうけどたぶん年度なんて気にしなくてもいい生活をしていたんだろうな、きっと。
それはさておき、帰りにふと考えた。まぁ、昨日まで読んでいた『銀の檻を溶かして』が遠因になっているんだけど。仕事の合間に『銀の檻−』の感想をネットで探してみた。まぁ、だいたいみんな感じることは同じようだ。で、考えた。何をかっていうと何故『銀の檻−』を読んでもうひとつ物足りないと感じたのだろうかってことを。例えばこの作品がメフィスト賞受賞作じゃなく講談社ノベルズじゃなかったとしたらどうだろうか?別にこの作品に限った事じゃない。最近読んだので例として書いているだけなんだが。つまり何が言いたいのかというと読者の側に「京極夏彦の『姑獲鳥の夏』の持ち込みを契機に設立されたメフィスト賞」、「『十角館の殺人』に始まる新本格ムーブメントを支えた講談社ノベルズ」という意識が強くあるのでミステリー、いや本格として弱いとつい批判されるんじゃないだろうか。まぁ、メフィスト賞の場合は広義のエンターテイメント小説の為の賞とされているし、最近はそう認識されているのでいいのだが、やはり講談社ノベルズというブランドは強い。なので提案。講談社ライトノベルズっていう新しいブランドを立ち上げたらどうだろうか?うまくすれば講談社の赤字が何とかなるんじゃないかな。というかすでにあるか、講談社ライトノベル