続き

昨日の続きを少々。某検索サイトの掲示板のサッカー関連の書き込みを読んでいると「ブラジルリーグ」という書き込みがあった。で、その直後に「ブラジルリーグなんてものはない、素人か」という趣旨の書き込みがありその後、「別にブラジルのサッカーリーグだからブラジルリーグでいいじゃないか。そんなことにこだわる方が素人くさい」という書き込みが続いた。で、確か僕の記憶ではブラジルのサッカーリーグをブラジルリーグと呼ぶのは正確ではないと何かで言っていたと思う。ただそんなことはどっちでもいい話。例えばイングランドのサッカーリーグを「イングランドリーグ」と呼んでも「プレミアリーグ」と呼んでも別にどっちでもかまわない。ただプレミアリーグというのが正式名称だと考えている人にとっては「イングランドリーグ」という呼び方に違和感を感じる、かも知れない。で、掲示板てのにはこの手の「俺の方が詳しく知ってるぞ」系の書き込みが多い。僕なんかは知ってるから何だ?と思う人間なのだが。
さて、なぜこんな話をしたのかというとここからが昨日の続き。世にミステリー評論家という人はたくさんいるがその多くの人が掲示板と同じ「俺の方が詳しく知ってるぞ」系の文章が多い。この作家についてこんなこともあんなことも知ってるぞ、っていうことを延々と書く。少し前ならそれもいいかもしれないが、今はネットの時代。ちょっと検索すれば大概のことはわかる。少なくともそんな文章はミステリー評論ではない。
で、ちょっと考えたんだがミステリー評論家っていうのはその名の通りミステリーを評論することにより生活の糧を得ているはずだ。で、試しに昨日の日記で取り上げた某氏の名前で検索をかけてみる。何冊かひっかかるんだがこれという著作がない。編集や共著、中には推理作家協会賞や本格ミステリー大賞を受賞した本もあるがその人、一人で書き上げたミステリー評論集が一冊も見つからない。本を出さなくても食える日本が悪いのかもね、と思う。