議論2

続き。ちなみに「つづき」と打つと必ず「都筑」と出る。
さて、議論ってのは最低、二人の人間が必要。これをAとBとしよう。Aがまずαという説を主張する。これに対して考えの異なるBがβという説を主張する。わかりやすくするために例えてみよう。まず、ここに誰がどう見ても犬にしか見えない犬がいるとしよう。そしてAはその犬をダックスフンドだと主張する。これに対してBはプードルだと主張する。どちらが正しいかはさておき、この両者の議論は犬という共通認識の上に立って行われている。両者が犬というものを知った上で議論が行われている。だから議論も成立する。しかしもしAとBの犬に対する認識が異なっていたとすればこの議論は成り立つだろうか?たぶん成り立たない。で、ここからが本題。世の中の議論といわれるものはすべて同じ。議論をする人間の間に共通認識があってそれを土台としなければ議論は成り立たない。で、二階堂さんなんだがこの共通認識がないのに議論を推し進めている。つまり100人いたら100人、1000人いたら1000が共通認識として認める本格推理小説の定義や本格愛というのを定義してこそ議論ができるのにそれをしていない。いや、本人はしているつもりなんだろう。ただ二階堂さんがいかに自分が考える本格のルールや定義を主張したところでそれはあくまでも一個人の主張であり、共通認識ではない。その主張を他の人間が批判したり賛同したりして議論を繰り返しその結果、共通認識が生まれるのだ。しかし一番大事なこの部分を飛ばしている。より正確に言えば−まぁ、僕の想像に過ぎないんだが−二階堂さんは自分の主張が唯一無二絶対だと思っているからそれを共通認識と思いこんでいるのだろう。じゃなきゃあんな強引な議論はできない。まぁ、所詮は一素人の発言なんだけどね。でも素人だから言えることプロだから言っちゃいけないことってのがあると思う。プロなんだからさ〜。