さて、時間だし仕事を上がって帰ろうかなと思うとほぼ同時に雨が降り出す。通り雨だからすぐあがるだろうと思っているとだんだんきつくなっていく。結局、予定よりも30分長く仕事をして雨が上がるのを待ったのだがやむ気配はなかった。仕方なく雨の中帰る覚悟を決める。カッパを着てバイクに乗り走り出すが思ったよりも雨が緩い。この分だと何とかなるかもと思って走っているとある通りを越えたとたんに地面がまったく濡れていない。つまり雨がまったく降っていないということだ。そんな中、上下カッパを着て走るのはめちゃめちゃ恥ずかしい。上は雨が降っていたんだ!と心の中で叫ぶ。
仕事中、気分転換に「二階堂」「X」「問題」で複合検索をしてみる。で、ひっかかったサイトを読むと僕と同じような意見が書かれている。なんだ、やっぱり誰でもそう感じるんだとちょっと安心。まぁ、いずれにしても掲示板は閉鎖されたし日記も普通に戻ったから僕みたいな立場の人間にとっては「ちぇ」ってところだが。そう、単におもしろがっていただけです。しかしあれだな。世界の中心には本格推理小説はないってことに早く気づけばもっと色々と見えてくると思うんだけどな。少なくとも多くの本格ファンは本格冬の時代が訪れても何にも感じないだろう。もし本当に本格冬の時代が来たらたぶん僕は延々と法月さんと都筑さんの本を再読し続けるだろう。あとはゲームしたり映画見たりミステリー以外の本読んだり。つまりなんの支障もない。でも本格推理小説作家は仕事がなくなるわけでそうなると困るはず。じゃあ、そうならないようにすべきなんだが「あれは本格じゃない」とか「評論家はダメだ」とか言ってたら本格の死期を早めるだけだと思う。ただでさえもう瀕死の状態なのに、というのが僕の主張。そういえば前に自分のフロッピーに何が入っているかわからなくなったので見てみると「本格推理小説殲滅のために」というタイトルのデーターを見つけた。何を書いたのかすっかり忘れていたのでわくわくしながら開くと白紙だった。でも今なら書けるような気も。進化の先にあるのは細分化でそして消滅。これだけは避けられないからな〜。