雨が降っている。しばらく天気はよかった。明日以降、暖かくなるらしい。京都市内だから関係ないが雪の積もってるところは大変だろうな。
ところでネットのニュースを見ていると朝日新聞のコラムだかなんだかで千葉のディズニーランドでの成人式を批判した文章が掲載されたというものがあった。「素粒子」?だったかな。で、試しに素粒子朝日新聞で検索してみると批判しているものがいっぱい引っかかった。実際にどんなことが書かれているのか読んだことないんだが、批判や批評ってのは「お、なかなかうまいこと言ってるな」と思わせてなんぼ。読んだ多くの人が「何馬鹿なこと言ってるんだこいつは」と思うようじゃただの独りよがりに過ぎない。たぶん作者は「うまいこと言ってるだろ、俺」と思ってるんだろうが。もちろん書いた人間がどう思おうが自由だ。しかしそれはあくまでも趣味で書いていたり身内で話をするときのみ。公に公開したり金を取る場合はそうじゃない。上のディズニーランドのやつは『「浦安の新成人。遊園地のネズミ踊りに甘ったれた顔して喜んでるようじゃ、この先思いやられる」という内容だった』そうだ。ちゅうことは書いたヤツは20歳の時は相当しっかりしていたんだろうな。ってそんなやついるわけがない。僕の嫌いな言葉に「最近の若いヤツは」ってのがある。これを言う人はだいたいそこそこの年齢に達した人だ。で、そういう人たちにも若い頃があり、その時はたいしたことをしたわけでもなくできたわけでもない。今の若者とそんなかわらなかったはず。で、長い年月をかけて少しずつ成熟したんだがそんなことを忘れて「最近の若いヤツは」と言う。もちろんどうしようもないところからそこそこまでにいたったのだから言う権利はなきにしもあらず。でもじゃあどれほどのことをなしえたのかって言うとそれほどたいしたもんでもない。そりゃ例えばイチローが「最近の若い野球選手は」って言うならわかる。もちろん何を成し遂げたかがすべてではない。ないが、やはり重要ではある。若いと頼りなく見えるがでも彼ら彼女らだって20年後も30年後もそのままって事はないはず、たぶん。
体制に対する批判や批評は必要である。しかしただ批判するだけならどんな無能な人間にでもできる。逆に言うとただ批判するだけの人間は無能なんだ。なるほどそういうことか。