ふぃ〜

微妙に疲れた一日だった。まぁ、仕事はそんなにしてないから楽ちゅや楽なんだが。
さてたまにはまじめにミステリーのことでも書くか。とあるミステリーマンガを読んでいたのだがやはり回数を重ねると質は悪くなる。しかしそんなことはどうでもいい。トリック云々はミステリーにおいて重要ではある。しかしそれ以前の点でそのミステリーマンガはダメだと思う。というのは、作中であまりにも現実離れした会話が展開されるからだ。例えば探偵役やその他の登場人物が安易にトリックという言葉を使う。これってミステリーにはありがちに思えるがしかし、小説であれマンガであれ基本はギリギリまでのリアリティーの追求だと思う。で、ミステリーてのは物語の中心部分に殺人とトリックという非現実があるのでその分、可能な限りのリアリティの追求が必要になる。例えば、クローズドサークルテーマでの殺人にはなぜ容疑者が限定される状況で殺人を行うのかにちゃんとした理由付け必要だ。もちろん密室殺人にもなぜ密室にするかの理由が必要だ。話を戻すと、状況にもよるが普通の人は頻繁にトリックとかなんとかいう言葉は使わないと思う。だから読んでいてどんどんおもしろくなくなるんだ金田一少年の事件簿は。まぁ、このマンガが好きじゃないのにはもう一つ理由があって、動機にかかわらず必ず犯人が悪者になるのも嫌。ちなみに僕の犯人像の理想は刑事コロンボの某作品。最高傑作ともいわれている作品なんだが最後にコロンボが逮捕した犯人と交わす会話がいい。あの犯人を理想型とすると某ミステリーマンガの犯人は・・・。ひとつ褒めるべき点があるとするとわかりやすく万人受けするってことかな。ミステリーファンのすすのは確実に広がったんじゃないだろうか。あとトリックに関しては別に文句はない。無理なのもあるがそれを言うとほとんどのミステリーが成立しなくなってしまうから。もう少し途中の部分に気をつかってくれたらよくなると思うんだがな〜。といいつつ、連載開始からずっとマガジンで読んでるんだけどね。