オタク

昨日、消えてしまった分。
ケーブルテレビにMONDO21というチャンネルがあって個人的に好きでよく見ている。番組内容は麻雀プロの対局やパチンコ番組、sexy系などで夜の遅い時間ではだいたい裸の女性が写っている。
で、このチャンネルが数年前から年末に「日本オタク大賞」という番組放送している。内容はその道のプロ達が集まってその年にあったオタクなことについて色々と言い合い大賞を決めるというもの。昨年で4回目ぐらいだと思うのだがたぶん毎年見ているはず。
先日、チャンネルを変えていると昨年の日本オタク大賞の再放送をしていた。それで見ていたのだが出演者が多いことに気がついた。ちなみに出演者としては唐沢俊一氏や岡田斗司夫氏、また個人的に好きな鶴岡法斎氏など。他にもたくさんおられるのだが知らない方なので気になる人は検索してみてください。
前のことはあまりしっかりとは覚えていないのだが確かこれほど出演者が多くなかったと思う。で、なんで出演者が増えたのだろうかと考えてみた。
僕はアニメが好きだがゲームはそれほど好きではない。18禁のゲームもほとんどというかまったくしない。またマンガもあまり読まない。つまりいくら僕が自分で自分を「オタク」だといったところで所詮、守備範囲はアニメだけ。アニメ以外のものはてんでわからない。そして今、オタクというものの範疇に入る事柄があまりにも細分化されすぎているように思う。ここまで細分化されると一人の人間がどれだけがんばってもすべてをカヴァーできないのが現状ではないだろうか。だからこそそれぞれのジャンルに精通している人が一人ずつ呼ばれて最終的には出演者が多くなったのではないだろうか。
ただ、骨董品に詳しい人といっても焼き物に詳しい人が書画の鑑定もできるということは滅多にないことだし、仏教学の世界でもインドを専攻している人は中国仏教にはそれほど詳しいわけではないしな。
最後に持論を書くと「あるジャンルの細分化は滅亡への道」なのだが・・・。まぁ、いいか。

日本オタク大賞2004

日本オタク大賞2004