講演会
今日は母校で毎年一回、行われているミステリーの講演会を根子さんと一緒に聴きに行く。講師は喜国雅彦氏と日下三蔵氏のお二人。講演テーマは「ミステリーの魅力古本の引力」というもの。
はっきり言って面白かった。この講演会、できる限り毎年参加しているのだが今年のが一番面白かったんじゃないだろうか。いや、今までが面白くなかったというわけではない。非常に面白かったし興味深かった。しかし今日のは「爆笑できる」という面白さだった。
喜国氏、日下氏ともに古本コレクターでミステリーの話以上に古本の話が中心だった。思ったのだがやはり僕は古本コレクターにはなれない。講演会の帰りに寄った本屋で光文社が出している都筑道夫コレクションの『七十五羽の烏』を手に取ったのだが『七十五羽』自体はすでに手元にある。しかしあわせて収録されている短編やエッセイは読みたい。だが『七十五羽』は持っている・・・。とこのループから抜けられなくなる。しかし同じような状況なら古本コレクターは考えるまもなく買うのだろう。
あと購入した本、すべてを読んでいるというわけではないというのも−当然といえば当然だが−安心した。まだまだ僕は本を買って集めてもいいんだと思うと同時にそろそろ古本にも手を出してみようかとも思う。もちろん貴重本に手を出すというわけではなく読みたいけど絶版で手に入らないような作品をゆっくりと古本屋で探してみようかと思う。古本屋には困らない環境にいるしな。
そういえば講演会場には多くの作家の方々もこられていた。あと都筑道夫氏に関する話も聞けて大満足の講演会だった。あ、今日の講演会は本になるとか言っていたな。
とにかく面白かった。
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