ミスト
以前から見たいなと思いつつ、なかなか機会がなかったのだが、漸く見ることができた。
ちょっといろいろな要素を詰め込み過ぎで、ホラーにしたかったのか、SFにしたかったのか、はたまたもっと他の物にしたかったのかがわかりにくい。宗教的な話も出てきていたからもしかするとそっち系にしたかったのかも。個人的には面白かったので、どこを目指していたのかはどうでもいいといえばどうでもいいのだけど、ちょっと気になった。
ウィキペディアを見ると、原作はスティーブン・キングの中編とのこと。やっぱり2時間前後の映像作品だと、原作は短編か中編でないとおさまらないんじゃないだろうか。数百ページの小説の映像化が常にがっかりしたものになるのは分量が原因だと思うので、今回、それが証明された気がする。しかしながら、日本においてはやはり長編がもてはやされる傾向があるとおもうので、そのあたりから変わらないと駄目なんだろうか?
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- 発売日: 2016/02/17
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それまでの明日
原りょう氏の14年ぶりの新作。前作『愚か者死すべし』が出たときは、まだ過去の作品を読んでいる途中だったので、発売と同時に購入できなかった。
内容云々はさておき、とにかく沢崎シリーズの新作が読めるということだけで、多くの人が満足しているんじゃないだろうか。僕もそんな中のひとりだけど。
個人的な意見だが、ある程度、有名な作家が久しぶりに新作を出した場合、一番心配なのが登場人物が今までと同じように書かれているか、ということだ。例えば『女王国の城』のときは結構、心配だった。
次回作が14年後でも20年後でもかまわないので、待っています。ただ、少しでも早く出てくれたらいいな、と思わないでもないですが。
- 作者: 原りょう
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2018/02/28
- メディア: 単行本
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ダメ人間
鈴井貴之氏の自伝的私小説。
非常に、身につまされると言うかなんというか、な内容。ただし、鈴井さんは最終的に成功しているでの、こんなにダメだったというのが物語として成立している。同じような境遇の人はいっぱいいるが、ほとんどの人が成功していないので、ダメなまま。自分のそんな一人でもある。
変わろうとしても、なかなか変われるものではない。外部からの力によって無理矢理にでも変えられるというのが、やっぱり強いのだろう。
とにかく、今年は色々と変えていこうかと思うので、少しでも実行に移せるようにしたいな、と思いつつ読みました。
- 作者: 鈴井貴之
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2009/09/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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