お盆

お盆真っ盛り、にはちょっと早いかな。
諸事情により、お墓参りに行ってきました。
さて、何故、お盆にお墓参りなのか。もちろん、仏教に起源がある。その昔、お釈迦様がまだ生きていた頃。弟子の中に目犍連という方がいた。この人のお母さんは、すでに亡くなっていたのだが、今、どこで何をしているのかを知りたくなり、お釈迦様の神通力で見ることになった。まず、天国を探すが、どこにもいない。おかしいなと思いつつ、他の世界を見てもどこにも目犍連のお母さんがいない。最後に、地獄を見ると、なんとお母さんがいた。もちろん目犍連は落ち込んだのだが、そんな彼にお釈迦様は、たまには死者のことも思い出してあげないといけない、と言う。
これが、お盆の起源だと言われている。あ、上の話は色々なヴァージョンがあるので、正確なものを知りたい人は、盂蘭盆経あたりを読んでください。
まぁ、実際の所、上の話が中国に伝わり種々、色々な物の影響を受け日本に来てまた、変質したのが今のお盆だと思う。
ということで、可能であればお盆はなくなった親族や先祖が安寧にしているかということに思いを馳せ、またお墓に参るべきだ。
以上、です。