コンピューター

コンピューターは便利だ。でも、何でもできるってわけじゃない。
Aという事柄について、研究しているとしよう。まず、Aに関する先行研究を探す。探し方としては、A研究の権威が書いた本や、そこに引用されている論文などを読むことだ。しかし、これがコンピューターを使うと違ってくる。論文検索サイトでAをキーワードにして検索すればいい。
コンピューターを使うことによって、人力検索では見つからないような論文もあっさり見つかる。これは、ありがたい反面、作業量が増えることになる。それだけですめばいいのだが、例えば、自分の主張と180度違う論文が見つかることもある。そして、往々にして、そういう論文には説得力があるような、気がする。
結局、現在の情報量は、一個人が処理できる範囲を超えていると思う。そうなると、大事になるのは情報の取捨選択。しかし、見なかった、読まなかったものの方がいいような気がするのもまた、人間。まぁ、そんなことです。