ついに

帰宅し、夕食の準備をしているときの話し。突然、妻の叫び声が聞こえた。聞くと、なにやら黒いものが壁を走ったそうだ。ついに、来るべき時が来たか。僕がこの世で最も苦手な“ヤツ”が、現れた。ヤツとの戦いの歴史は、長い。そしてあらゆる時において、僕は無抵抗で逃げる以外に方法はなかった。今回は、妻の実家のお義母さんに助けていただき、退治したのだが、そういつもうまくいくとは限らない。近日中に、バルサンによる一斉殲滅をおこなう予定。いつまでもいつまで、逃げてばかりいつと思うなよ。もちろん、遭遇したら逃げるんだけど。