設定

創作における登場人物の設定について、ちょっと考えてみた。ネタバレ等はないが、ある作品を材代に使うので、念のために。
『アカギ 〜闇に降り立った天才〜』をちょっと、読んでみた。面白いことは、面白い。でも、ひとつ疑問が残った。主人公の赤木についてだ。この作品は、赤木という少年が持つ、ギャンブラーとしての天才性によって成立している。それはそれで、いい。まったく問題ない。ただ、想像できない。何がかと言うと、赤木という少年の幼少時代が、だ。
この世に生を受けている以上、0歳から始まり、小学生時代もあったはずだ。しかし、3歳のa赤木や小学生低学年、高学年の赤木というのが想像できない。
設定やネタに引っ張られるあまり、こういうことが起こるのは多々ある。人により、反応は異なるだろうが、僕はこういう登場人物に出会うと、少しさめる。もちろん、これでも少しは創作をする人間なので、過去までしっかりと想像でき、かつ今も魅力的な登場人物を作るってのは、なかなか難しいことだと思う。難しいけど、そこに挑戦していかないといけないのだろうな。