物書き
物書きについて、二つほど。
一
昔、何かのテレビ番組で映画監督という人が、「映画監督は映画好きじゃなくてもいい」という旨のことを言われていた。そんなものなんでしょうか? ただ、物書きは本好きじゃないといけないと思う。本嫌い、読書嫌いの物書きなんてのがいるのなら、ちょっと作品を読んでみたい気がする。
二
何かの冊子で、「作家とはなろうとしてなるものではない。作家にしかなれないものがなるものだ」という旨の文章を見た。作家という職業に憧れていた、若き日の僕は、そんな言葉はなった人間だからこそ言えるのだ、と思った。でも、この年になると、言葉の意味が何となくわかる気がする。「作家にしかなれない」という部分には、もちろん、「才能のある人間だけ」という意味も含まれているかと思う。しかし、それだけではない。社会不適格者というといいすぎだが、まぁ、そう言うことだ。前者に関して自信はないが、後者に関しては幾許かの自信はある。
- 作者: ロバート・トゥーイ,法月綸太郎,小鷹信光
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2007/02/10
- メディア: 単行本
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