今週は

全体的に寝起きがすっきりしなかった。おかげでいまいち仕事にも集中できなかった。それでも、何とかこなしたけど。
今、『生ける屍の死』を読んでいるんだけど、つくづく手塚治虫って人はすごいなと思う。火の鳥の何編だったかで、登場人物の一人が不死になる。不死だから死なない。死なないけど、不老ではない。だから、時間の経過とともに肉体はどんどん朽ち果てる。そして、ついには精神だけになり、生き続ける。ついつい不老不死なんて言うけど、肉体というのは結局のところ、もろいもの。不死であったとしても、肉体はすぐに崩れ去るんじゃないだろうか。ということは、医学が発達して人間の平均寿命が200歳、300歳になったとしてもそれだけの間、肉体を保ち続ける事を可能にしないといけない。今はやりのアンチエイジングなんかはそれなんだろうか。ということは、やっと時代が手塚治虫に追いついたということか。

火の鳥17巻セット (手塚治虫漫画全集)

火の鳥17巻セット (手塚治虫漫画全集)