博士号

ニュース−なのかな?−で不正学位ってのを取り上げていた。こういうのを見ると大学教授に対する世間の認識は間違っている気がする。
大学教授になるには二つの方法がある。まずひとつは有名人になること。いわゆる客員教授ってやつ。詳しくは知らないが講義数は少なく給料はいいはず。まぁ、これは非常に特殊なパターン。教授になるための王道は大学院に行くことだ。大学卒業後、大学院修士課程に二年、その後、大学院博士課程に三年行く。よく間違えられるのだが博士課程をでても大学教授にはなれない。博士課程を出るということは博士号を請求する資格を得るということだ。ただし博士号は「ください」といってもらえるものでは、もちろんない。いくつかの規定をクリアーした上で博士論文を書きそれを請求先の大学に提出して審査に合格しないと博士号はもらえない。だから有名な大学教授でも博士号を持っていないなんて人はいくらでもいる。つまりは博士号がないと大学教授になれないということではないのだ。研究者の能力ってのはその人が書いてきた論文で評価される。だから講義のとき教え方が下手だったり学会発表で何をしゃべってるのかわからなかったりするが大学教授って人はいっぱいいる。
なのでちょっと調べれば本当に博士号を修得しているかどうかなんてすぐにわかると思う。もちろんまったく逆の人もいる。
つまり、教授とか博士号なんて肩書きにだまされるとろくなことはない。