なかなか

最近、ネットの試し読みでギャラリーフェイクを読んでいる。アニメをケーブルテレビで放送していたのは知っているが見る機会がなかなかなく、結局、一度か二度、見ただけだと思う。で、原作を少し読んだだけなんだがなかなかおもしろい。今度マンガ喫茶に行ったら読もうかと思う。
それでだ。ひとつ疑問がある。この作品だと主人公は元メットのキュレーターということになっているんだが、でも、だからといって何でもわかるっていうのはどうかな。ひとつのジャンルを極めるだけでもかなり大変。だから誰にも得意と苦手がある。西洋絵画が見れて掛け軸もわかり焼き物も大丈夫、なんて人いるんだろうか。ここ数年、掛け軸に関する仕事をずっとしているので特にそう思う。ある程度まではわかるようになるかもしれないがあらゆるジャンルで何でもわかるなんてのはそれこそ何年かかるかわからない。ちなみに、今仕事で扱っているものに関してはここ2年、もの凄い数の本物を見ているのでだいたいの真贋ならわかる。しかしそれはあくまでも“もの凄い数の本物”を見たからであってこんな事はプロの骨董屋でもそうそうないこと。いくら元メットのキュレーターでも無理がある。
あ、ひとつわかったことが。この作品て骨董を扱うBJってところだろうか。何か読んでいてそんな気がした。とまぁ、そういうことで今週も後一日。頑張っていこう。