ようやく

−以下の文章は3月14日の夜に書いたものです−
ログイン画面が出てこないんだがどうした?と、今、ログイン画面を待ちながらテキストでこれを書いている。はてな、もうダメなのか?利用者おおすぎ?
さて、ネタもないので真面目にミステリーのことでも書くか。そういえばここではあんまりミステリーのこと書いてないよな、最近。いや、そんなこともないかな。まぁ、いいとして、思うんだがやっぱりミステリーって、いや本格推理小説って将来性というか可能性がない。といっても本格推理小説というもの自体に可能性や将来性がないというのではない。それを書くということに可能性がないと思う。
例えば今月、ノベルズの新刊が2冊出たとしよう。一冊は新本格ムーブメントに関わった作家が書いた「吹雪の山荘」もの。読者への挑戦状もあり。それでもう一冊が某賞を受賞した新人作家のデビュー作。「嵐の孤島」もので読者への挑戦状あり。さて、あなたならどちらを買う?
この二冊のうちどちらかを絶対に買わないといけないとすれば僕は前者を買うだろう。つまりはそういうことだ。物語が始まって探偵役が出てくる。そうこうしているうちにどこかへ出かけていきそこで数人の人と出会う。自己紹介をした後、夜は更けていく。そして次の日の朝、最初の事件が発覚。捜査と推理が行われるがその甲斐なく第二の犠牲者が出る。再び捜査と推理。しかしそれらの行為をあざ笑うかのごとく三人目の犠牲者が。しかしここにいたり探偵役はやっと真相にたどり着く。そして関係者全員を集めたおきまりの謎解きと犯人による動機の告白。そして大団円。
この決まり切ったパターンで書かれた作品が二つあったとすれば−少なくとも僕は−おもしろいであろうと思う方を買う。可能性云々の話はまぁ、どうでもよくって本格推理小説ってのは自由度の低いものだと再認識した。まぁ、形式美という方がより正確かな。
と、こうしているうちにもログイン画面が出てこない。こりゃ更新は明日の朝かな。って読んでる人にとってはどっちでもいい話か。