個人的な話
今日も寒かった。
そんなことはどうでもよくって今日は「時評」と「評論」について。というか「時評」ってものが何かよくわからない。そこで試しにyahooの辞書で検索してみる。すると
「その時点での世間のいろいろな出来事について行う評論。「文芸―」」
と出た。まぁ、他にも調べてみたがだいたい同じ。辞書ではちゃんと「評論」て書いてるじゃないか。つまり時評も評論の一種であることには間違いない。なんだ、問題解決じゃないか。巽さんの『論理の蜘蛛の巣の中で』がたとえ時評であったとしても評論であることは間違いない。さらに少し無茶なことを言うと『容疑者Xの献身』という作品が出版されてその作品が本格かどうかというのもある種の時評じゃないか?もちろんそれまでに蓄積された「本格とは」というものをふまえた上で表しているので必ずしも時評とは言い切れない。
さて、結論なんだが評論という大枠がある。その中に時評というものがあるんじゃないだろうか。他に何があるのか知らないが一つ言えるのは評論と時評は全くの別物ではなくどこかしらでかぶるものだと思う。とまぁ、今回のことで時評というものを知った。いや、勉強になったな。
- 作者: 巽昌章
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/10/13
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