ライトノベル

メールチェックをするとe-NOVELSのメルマガが来ていた。登録はしたもののあまりまじめに読んではいない。でもさっとは目を通す。で、久しぶりに週間書評でも読んでみようかとe-NOVELSに行ってみる。すると週間書評の一番上が「涼宮ハルヒをミステリ史に位置づける」というものだった。涼宮ハルヒというのは最近よく目にするがアニメなのか何なのかよく知らない。そこでちょっと調べてみるともともとはスニーカー大賞の大賞受賞作から始まったとのこと。しかも累計180万部?加えてコミック化にアニメ化まで。ライトノベルってあたると凄いんだなと思う30歳。いっちょ一山目指すか?
それはそうと週間書評を少し下にいってみると特別編というのがあった。何かと思うと『容疑者Xの献身』に関する書評だった。もちろん−僕はよく知らないのだが−この作品が本格かどうかってことについて、みたいだ。まぁ、当該作品を読んでいないし、どうこう言える立場じゃないんだが、一言。どうも僕は原理主義的傾向が強いようだ。普段は仏教原理主義者を自認している。つまりテーラヴァーダのみが仏教であり大乗なんて認めない。時と場合と状況により部派も、って時もあるんだがそんなことはどうでもいい。とにかく原理主義的傾向が強いのだ。だからミステリーも本格原理主義者だ。なので『容疑者Xの献身』がどんな作品かよくは知らないが最近の作品でこのミスとかでトップになったもので本格じゃないものってけっこう多いと思う。例えば法月綸太郎作品でも『雪密室』、『誰彼』は本格(『誰彼』はやや微妙だな)だが『頼子のために』、『ふたたび赤い悪夢』、『一の悲劇』、『二の悲劇』なんかは本格じゃないと思う。まぁ、この辺は書き出すと長くなるし、あくまでも僕個人の基準を元にしたものであり誰かに強要するものではない。だからというわけじゃないが、ある作品が本格化どうかなんてどうでもいいのに、という気がしてならない。
さて、最後にひとつ、問題が。本格原理主義者でありながら本格の名著をほとんど読んでいない。さてどうしたものか・・・。

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)