なんだ？

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ふと思ったのだが仏像盗んでどうするんだ？いや、今ちょうどニュースでやってるんだがやっぱり売るのかな。しかし有名な仏像を盗んでいたはず。となるとそう簡単に売れないだろ。やっぱりマニアなのか？ニュースでもそんなこと言ってるし。しかし、仏像ってそんなにいいかな。たぶんごく一般的な人が一生の間に見る仏像と同じ数の仏像はすでに見たと思う。例えばガンダーラ様式の仏像を見て「ここがこうで、あそこがこう」とかマトゥラ様式を見て「ここがこう」とかいうのは好き。しかしそれはあくまでも仏教学、あるいは仏教史やアジア史的視点であり仏像自体が好きなんじゃない。またなぜ仏像は作られるようになったのかとかこの仏像があらわしているのはなんなのかなんて事を考えたり話したりするのは好きだがこれもやはり仏像が好きなんじゃない。でも好きな人ってものすごく好きだよな、仏像。まぁ、どんな見方をしても自由だし、いいんだが理由無しにとにかく仏像が好きとかありがたいってのがいまいちよくわからない。だって仏教は本来、仏像ってのを作ることを認めてないんだからというか禁止していたんだから。ついでに日本にはいろんな仏様がいて仏像になっているが、本来の仏教が認めているはたぶんお釈迦様と弥勒だけだろう。しかし弥勒の場合、仏ではなく菩薩なので仏像ではない。あ、よく考えたら観音も菩薩だから仏像じゃないのか。
とまぁ、どうでもいいことを書いた。そういえばとある本で「無神論、無宗教と言ったところでじゃあ、仏像をたたき割れと言われたら躊躇するだろう。それなら中途半端に、無神論無宗教なんて言わずに信じればいい」という趣旨のことが書いてあった。これは名言だと思う。ついでに言うと無神論者をやっていると「神様、どうかお願いします」ということができなくなり少々、困る。いや、困らないんだが何かに願うことにより少しでも自分の精神的負担を減らしたいと思ってもそれがなかなかできない。あ、でも八百万の神は信じる。あと神道も。神道は言霊信仰だと思うんだがなぁ〜。