仏教国?

さてこの時期になるとよく聞くのが「クリスマスはキリスト教のもの。仏教国の日本が祝うものじゃない」というセリフ。前半はいいし僕にはどうこう言える問題でもない。ということで今日は後半の「日本は仏教国」ってのについて考えてみようと思う。日本は仏教国って言葉はよく聞く。僕はこれを全面的に否定する。確かに日本で仏教は広まっている。しかしそれは家が○○宗ってだけの話。葬式や法事、盆正月以外でお寺に行く人がはたしてどれだけいるだろうか?しかしこれは日本人が悪いわけではない。悪いのは主に日本の仏教関係者というか坊主達。もっと根源的なことを言うとお坊さん達も決して悪くはない。だって日本には仏教という宗教は最初から存在しないんだから。でもまぁ、直接、お坊さん達の話を聞いたり、将来、日本の仏教界を背負っていくであろう若手僧侶をたくさん見てきたが、うーんってことの方が多いな。もちろんすばらしい方もたくさんいる。しかしどうしても閉鎖的すぎるのは間違いない。後は意識のずれとか色々と問題点を挙げることはできるが。
日本人が宗教に寛容であり無関心であるというのも日本仏教に撮ってはマイナス要因であることは間違いない。なので、今後は僧侶、一般人双方向からの協力と努力が必要だと思う。なお日本には仏教という宗教が最初から存在しないってことに関してはまた気が向いたときにでも。