病気

といっても風邪をひいたわけではない。諸事情から混声合唱団によるクリスマスコンサートに行くことに。で、その会場ってのがなかなかいい感じだった。古い建物で文化財?らしい。そのためよく声が響く。まさに合唱向けの会場だった。入り口は一つ。他にもあるんだがすべて閉められている。入り口には受付があり、そこには常時二人の人が。室内が暗くなりコンサートが始まる。コンサート自体は非常によかった。音痴な僕でもよかったと思う。それでコンサート中、会場のあちこちを見、指揮者や歌っている人を見、聴いている人を見て色々考えた。もちろん、ここで殺人が起こればどうすればおもしろいかをだ。もちろん小説の話である。まぁ、機関誌原稿を書かなければならないってのもあるが、ちょっと変わったところに行ったり、変わったものを見たりするとついついなんかに使えないかなと考えてしまう。ろくでもないなまったく。で、今日は二つぐらい思いついた。ただし、ネタではなく設定だが。しかしもしうまくいって書くとすると、ちょっと長いものになるかもしれない。しかも猟奇的なものになるだろう。あと、昨日の夜『探偵小説と二〇世紀精神』をやっと読み始めて、最初のところで密室とクローズドサークルを比較しているのだが、じゃあ、今日の会場はどちらになるのかということを考えた。状況的には密室なんだが、状態的にはクローズドサークルだ。何かいい呼び名がないかと考えたが何も思いつかず。さてそろそろ本気で原稿を考えないとな。小説じゃなきゃ二本ぐらい書けそうな気がするんだが・・・。