問題の所在

日々バイトをしたりミステリーを読んだり遊んだり遊んだり遊んだりしているんだが、これでも一応、某大学の博士課程を出ている。すまん、ちょっと見栄張った。単位修得満期退学です。で、今の仕事はバイトはバイトなんだが世間的な肩書きは某研究所研究員。というとなんかすごそうだが、別にロボットは作っていない。もちろん研究所にバリアーをはることもできない。そんなことはさておき、これでも細々とだが研究を続けており学会でも発表したこともある、一回だけだけど。で、来年、何とか学会で発表しようと思っていて今ネタを固めているところ。そこでふと思ったのだが研究とミステリーは似ているというのが今日の本題。
僕の場合、研究においてまず第一に問題の所在ってのを明確にする。で、次に色々な文献を元にして可能性を検証し、また類推したり推測したり憶測したりする。で、最後に冒頭で掲げた問題に解答を与える。ではミステリーはどうだろうか。ミステリーにおける問題の所在はなんといっても「犯人は誰か」である。で、作中に散らばっている犯人が残した手がかりをもちい可能性を検証し、類推し推測し憶測する。そして最後に犯人を指摘する。こう考えるとプロの研究者がミステリーを書けば成功するような気がするが、まぁ、世の中そんなに甘くないか。そういえば、うちの師匠はミステリーと研究は似てると言っていた。いや、似ていても似ていなくても最終的にはどっちでもいいんだが、まぁ、そんなこんなで。