妄想

とあるところへ旅行の土産を持って行く。その途中、出身高校の横を通る。で、ふと思い出したことが。中高と陸上部に所属していた。自分で言うのもなんだが京都市内ではそこそこの選手だった。いや、本当に。中学時代は800メートルで市内大会優勝及び決勝常連。高校時代は、あまり試合に出ることがなかったのだが、400メートルでそこそこの結果を残していた。で、僕の高校は市立高校。特別クラブ活動に力を入れているわけではなく、野球部が甲子園に出たこともなければサッカー部が国立に行ったこともない(はず)。まぁ、どこにでもあるごく普通に高校なわけだ。時夫遡ること13年前。当時16歳の僕は高校に入って初めての大会に出た。高校の場合、私立だと他の県から有力選手を引っ張ってくることもありレベルがぐっと上がる。その大会でも有力校の選手が順当に勝ち上がっていた。もちろん僕も、といいたいのだがあまり順当ではなかった。なかったのだが何とか決勝に残った。結局決勝は8人中7位という成績だったのだが、まぁ、それはいい。ここからが妄想の本題。ふと思ったのはこの時、もし僕が陸上の強い高校に入っていたらどうなっていただろうか?厳しい練習についていけずにやめていたというのが最有力なんだがしかし、それは無しとしてまじめに練習していたらまぁ、故障もしつつそこそこの成績を残していたと思う。で、高校出て就職するなり進学するなりして陸上を続けていたかもしれない。しかしよく考えると16歳の時に一緒に走った選手でオリンピックや世界陸上に出ている選手は一人もいない。となると決勝7位の僕はどうなるんだ?たぶんものすごく中途半端な選手になっていたと思う。で、がんばって練習はするんだが折からの不況のあおりを食らって所属している企業の陸上部は廃部になる。一流選手なら他の企業に行けるが中途半端な選手だけにどこにも引き取り手がなくただのサラリーマンになる。まじめに働くのだが元々、陸上で入社しているのでたいした仕事もできず結局、仕事を辞めて・・・。
まぁ、妄想だからなんだっていいんだが妄想って最終的に不吉な方に行くのはなぜだろうか?単に僕がネガティブなだけか?