へぇ〜

テレビを見ていると水に濡れた本を一気に凍らせて水気を飛ばすというのを放送していた。番組で実際に試してみていたのだがすごかった。日々、技術は進歩しているんだな。いや、僕が持っているような本はすぐにでも本屋で手に入るものばかり。だからいいんだが職場では貴重な本が多い。今では古本屋でしか手に入らない物もいっぱいあれば和綴じ本も山ほどある。これ一冊だけという稀覯本もいっぱい見てきた。それから数百年から千年ぐらい前に葉っぱに書かれたまま洞窟などでひっそりと眠っていたもの−実際に見たことも触ったこともないが−なんてのも研究には大切な資料だ。まぁ、そんな古い物が凍らせる方法で何とかなるとは思わないが。でもなんかできそうな気がする。少なくとも水や泥で汚れた本は限りなく元の状態に戻せるんだから。もちろん現時点では一般人が気軽に利用できるわけではない。でもまず技術が確立すればいつかそれが一般レベルまでになるんじゃないだろうか。もちろんこれからどんどん電子化が進むと思う。しかし髪に文字が印刷された本というものを手に持って読むという行為がなくなることはないと思う。それにいくら電子化しても古い本まですべて電子化するなんてことはできないだろう。いろんな技術が進歩する中、本に関係する技術なんてのは即効性も実用性もあまりないのでそうそう革新的進歩を遂げるということはないと思うが本好きには嬉しい。