「萌え」について
昨日も載せたがまずはこれ↓
もえるるぶ東京案内 ~史上最濃! やくにたつ萌え系ガイドブック~
- 作者: みさくらなんこつ,風上旬
- 出版社/メーカー: JTB
- 発売日: 2005/02/22
- メディア: ムック
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近年「萌え」という言葉がはやっている(よね?)。しかし「萌え」という言葉は昔からあるし使われてきた。で、あるとき何かをきっかけとして世に広がった。広がると同時に「萌え」というものは全員共通のものになる。そうなった時点でそれが本来持つものはすでに失われている、と思う。つまりもともとはごく一部の人間だけのひそかな楽しみだったものが多くの人に知られるようになりその秘匿性が失われ最終的には一般化しその他大勢に埋没してしまう。
つまるところ何が言いたいのかというとミステリーにも同じことが言えるということが言いたいのだ。ごくわずかな人の間での楽しみだったミステリーがあるきっかけで多くの人に読まれるようになった。
ひとつ言っておくとこれは決して悪いことではない。しかし広まることにより異物が混じり純度が低くなることだけは間違いない。そして最終的に行き着く先は限りなく薄まり、ついには消滅するということだ。
な〜んてね。