不可解な謎

3月の終わり頃に、久しぶりにまじめにミステリーのネタを考えた。なかなか、満足のいくものを思いついたのだが、細部を詰めていて、少々、手詰まりではある。
冒頭に、不可解な謎を持ってくるのが、ミステリー、特に短辺、の常套手段だ。冒頭から読者の気を引かなくてはならない。そしてもう一つ。最近気づいたのだが、素人探偵の場合、不可解な謎じゃないと、捜査に参加できない。
例えば、ワンルームマンションでOLの絞殺体が発見された。部屋は荒らされていて、貴金属がなくなっている、なんて状況で、果たして火村英生は呼ばれるだろうか? 法月綸太郎に話は回ってくるだろうか?
少々奇妙な状況で、捜査のプロでもある警察が戸惑ってしまうから、素人探偵が呼ばれる。
というわけで、冒頭の状況が、まだ今ひとつ固まらない。さて、どうしたものか…。