密室

8チャンのドラマを見ながら書いております。

密室物ってのが、あまり好きではない。と、その前に、これでも一応、ミステリー読者であり、自称本格原理主義者でもある。本格といえば、密室的なところもあるんだけど、好きじゃない。きっと、『黄色い部屋の謎』が原因なのじゃないだろうか。洋物ミステリーというか、カタカナが苦手になったのも、この作品のせいだし。
密室物の場合、犯人が誰かということよりも、いかにして密室が作られたのか、ということに重点が置かれる。なぜなら、密室の謎をとくことが、犯人につながるからだ。そう、そうであれば理想的だ。しかし、実際にはそうではない。密室の謎と犯人があまり、繋がらない。言い換えると、密室の謎を解いたついでに、適当な人物を犯人として指名する、と言うところか。
密室と犯人の間にきっちりとしたロジックがあればいいんだけど、なかなかそううまくいかない。
クローズド・ルームなら、クローズド・サークルの方が、好きだな。