立場

このオフに千葉ロッテマリーンズからFAで阪神へ移籍した、小林宏の人的補償が佳境を迎えたようだ。
一時は金銭補償に落ち着こうとしていたのだが、再び人的補償の可能性が出てきた。そんな中、ロッテは小林を慰留していない、とか阪神が小林を救ったとか、ロッテと小林が契約でもめたみたいなことを書いている人がいる。まぁ、ネットなんでいちいち反論するのも馬鹿らしいのだが、いちロッテファンとしては今回のことを以下のように理解している。
もともとロッテは、FAの宣言残留を認めていない。もちろん、すべての選手に対して認めていない。だから、何人かの主力選手は権利を持ったままという状態だ。そんな中、小林はメジャーに行きたいということで宣言した。もちろん選手の権利なのだから、球団としては引き止めなかった。結果、マイナー契約を嫌った小林は、阪神に入団したわけだ。
慰留しなかったとか、契約でもめたということはない。ただ自分たちのスタイルを貫いただけだ。また、阪神が救ったわけでもない。もち、マイナー契約さえなかったのなら、救ったといえなくもないが、マイナー契約はあった。しかしそれでは嫌だと判断したのは、小林自身だ。
結果、選手でも金銭でもいいので、もう少し楽しませて欲しい。