キャラ小説

映画「相棒-劇場版II- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜」を観に行った。月曜日はカップル割で、二人で2000円だった。まぁ、レイトショーだったので、正規の値段でも一人1200円なんだが。以下、映画の感想です。重要な部分のネタバレあります。映画を見ていない方はご注意ください。
今回の作品に点数をつけるとしたら30点かな。とにかくダメダメだった。一言で言えば、年末か年始に2時間スペシャルとして放送すれば充分な内容だ。
まず、ストーリーがありきたりすぎる。警察組織の暗部や、警視庁での籠城なんて今まで何度、使われてきたことだろうか。何よりもいただけないのがモールス信号のところ。あんなの誰が聞いても、モールス信号以外の何ものでもない。どうすれば、貧乏揺すりと間違えることができるのだろうか?
また、小野田官房長がこれされるシーンだが、あんな小さな刃物で腹部を刺されたぐらいで、出血多量になるだろうか。あのシーンは拳銃じゃないのか。
今や相棒といえばその名前だけで、視聴率は稼げるし映画は儲かる。これがよくない。完全に杉下右京というキャラ先行で物語が作られている。言い換えるなら、杉下右京に振り回されている。おそらくこの先も、相棒の人気は続くだろう。それに比例して、作品の質は落ち続けるだろう。
まぁ、相棒にそこまで求めること自体が間違いなのかもしれないけど。