盗作

最近、新人賞を受賞した作品が盗作だった、なんてニュースをよく耳にする。これに対して、審査員はなぜ気づかなかったんだ、っというような意見があるが、まぁ、これは無理だろう。出版社の人間だから、作家だからあらゆる書物に目を通せるわけではない。ごく狭い専門範囲のものに精通しているだけで、広く深くは無理な話。まぁ、敢えていうなら、投稿者のモラルの問題だろうけど、これは個人差があるからな。
それよりも気になるのは、受賞後どうするつもりだったのだろうか、ということ。新人賞を受賞するということは、プロになるということ。プロになれば、一定間隔で作品を供給しなくてはならない。もちろん、一定レベル以上の作品を、だ。結局、盗作をしても得られるものは賞と賞金だけか。まぁ、ばれなければだけどね。