怪談話

ふと思ったんだけど、結局、怪談話って何が恐いんだろうか? まず、人ならざるものが恐いとしよう。それなら、もっと妖怪話が話されてもいいんじゃないかな、と思う。じゃあ、幽霊の恨みってやつが恐いのだろうか。しかし、身に覚えがあるならまだしも、何の覚えもないのに恨まれるのだろうか。もちろん、そういうこともあるので、これが怪談話の怖さのひとつであることは間違いない。
結局、怪談話、あるいはホラー映画の場合、映像(あるいはビジュアル)やタイミングで恐怖感をあおる。だから、同じ話しでも話して、あるいは映像の作り手によってまったく恐怖が変わってくる。つまるところ、怪談話はそれが"怪談話"であるから、恐いのだろう。ということです。