都市伝説

前々から、怪談と都市伝説の違いについて書こうと思っていた。
怪談はズバリそのもの、怪談だ。幽霊なんかが中心で、恐い話しである。それに対して、都市伝説は恐くなくてもいい。もちろん恐くてもいい。まぁ、肥大したうわさ話ってとこかな。ただ、怪談が「恐かったね」で終わるのに対して、都市伝説は聞き手をその話しの中に引き込むことが、多々ある。例えば、口裂け女の場合。怪談なら、口裂け女というのが出没して、誰々が出会ってそうのこうの、で終わる。しかし、都市伝説になると、あなたも出会うかもしれない、と言う尾ひれがつく。
聞いた人には同じことが起こるってタイプの怪談が嫌いだ。これは「恐かったね」ではすまないからだ。もちろん、本当に起こるわけがないのだが、こういった類の話は、怪談であって怪談ではない。じゃあ、何かと考えたとき、都市伝説になるんじゃないだろうか。つまり、怪談の要素を多く持った都市伝説といえるんじゃないだろうか。こんなところで、いかがでしょうか？