漫才

確認してみたのだが今年「考察」ってカテゴリーで書いたのは一回だけ。なので年末に駆け込みで。先日、M-1の決勝があったのだが残念ながら見ることができなかった。しかし今は便利な時代でyoutubeで探せば何でも見つかる。ということで優勝したチュートリアルのネタを2本見てみる。まぁ、優勝しただけのことはあって面白かった。で、思ったんだがM-1に限ったことじゃないが型を持っている人は強い。チュートリアルはまぁ、けっこう前からネタは見ているがいつからか今回のようなスタイルにした。また昨年優勝したブラックマヨネーズも初めて見たころとは違うスタイルを確立しそれがはまっている、と思う。まぁ、こういった賞ものの場合、その日の出来不出来やネタと審査委員の相性みたいなものもあるから優勝したから必ずしもすごい、とは言い切れないがそれでも実力があるのは間違いない。で、チュートリアルのネタを見ていて考えたことがある。つまりここからが本題。前フリが長かったな。
漫才のネタというのは予想を裏切ることだと思う。で、予想を裏切るために必要なことは何かというと、予想できることだ。さて、具体例を挙げてみよう。上記、M-1決勝大会におけるチュートリアルの一本目のネタだが、冷蔵庫は誰にとっても身近なものだ。冷蔵庫と聞いて想像するものは異なるとしても、共通認識としての冷蔵庫は存在する。ではもしこれが冷蔵庫ではなくジュベリーンだったらどうだろうか?ジュベリーンというのは今作ったもので、たぶんこの世には存在してないんじゃないかと思う。これだと何をどうしても正しいのか間違ってるのかおもしろいのかおもしろくないのかわからない。とまぁ、何ともいい加減で中途半端だがとにかく日常の中における非日常がおもしろいんだと思う。てなわけで。