クローズドサークルテーマに関する一考察

昨日、寝る前にhttp://hmc00.hp.infoseek.co.jp/の次回機関誌のネタを考えていた。前回、反則というか逃げ技(僕個人としては一種の実験と思っているのだが)で書いたので次こそはしっかりとしたものを書こうと思っている。で、やはりしっかりしたものを書くなら大好きなクローズドサークルテーマにしようかと思ってのだが、これって実は短編には向かないということに−今更ながら−気づく。クローズドサークルテーマの場合、まず「なぜそこに行くのか」ということを描写しなくてはいけない。そしてクローズドサークルテーマに至までの経過もある程度書かなくてはいけない。いくら短編だからといって冒頭から台風で閉じこめられそして殺人がじゃちょっと強引すぎる。そしてクローズドサークルテーマの最大の魅力は容疑者が限定されている、つまり犯人当てである。となると作中に挑戦状を挿入したくなるのが人情。
結局、短編だと安楽椅子探偵が一番だなという結論に至ったってだけの話なんだけどね。