覚悟

上の話ともちょっと関係するのだが。
以前、テレビを見ていたときにとある人が「海外に行くならたとえ行き先がハワイのように安全と思われる場所でも死ぬ覚悟が必要」と言っていたのを聞いてなるほど、と思った。日本人が日本以外の国に行くんだから何が起こっても仕方がない。だから僕は海外に行くときは死ぬ覚悟で行く。いや、もちろん本当に死んでもいいと思っていくわけではない。ただそれぐらいの覚悟ないで海外に行くべきじゃないと思うだけ。それで、いつの話だったか忘れたのだがイラクで日本人3人が誘拐されるという事件が起きた。そして日本にいる家族がテレビに出ているのを見たのだがその時、はじめて本当の意味での覚悟というものを知った。海外に行く場合、上記のように「死ぬ覚悟」が本人には必要である。しかしそれと同時に家族にもその覚悟が必要になる。成人した人間が自分の意志で海外に行くといってもその人に家族がいる以上、何かあったときにはやはり家族も関係する。だから「本人の覚悟」と「家族の覚悟」の両方が必要で、それがそろわなければたとえどこであろうと海外に行くべきではない、と思う。
たかが観光旅行でなにが「死ぬ覚悟」だと思う人もいるだろう。いや、それはそれでいい。だってここに書いたことはあくまでも僕の主義主張であり僕の美学なんだから。しかしいくら覚悟があろうとも家族が悲しむことだけは間違いないんだが。