食事

昨日「奇跡体験アンビリバボー」を見ていたら食事をしないでもいいという女性が出ていた。その女性が食事を取らなくてもいいようになった経緯はさておき、食事しなくてもいいというのがすごくうらやましい。先に断っておくと食べることは嫌いじゃない。好き嫌いなく何でも食べる。おいしいものは好きだしおいしいといわれるお店が近くにあれば行くこともある。しかし食事という行為が僕には納得できないのだ。
ご飯を食べるとき他のことはできない。もちろんテレビを見ながら食べたり本を読みながら食べたりすることはできる。しかしいずれの場合にもメインは食事。これが納得できない。人間のあらゆる行為の中で食事ほど時間をとられるものはない。一日三度、一回に30分から1時間かそれ以上を一生食事だけに費やす。これは非常に不公平じゃないかと前々から思っていた。たとえば僕は本を読むのが好きなので本を読むことによって食事と同じ効果が得られるとすれば一生本を読み続ける。運動することが好きな人は運動でテレビが好きな人はテレビを見ることによって。つまり各個人の趣味嗜好によって食事ができれば非常にすばらしいと思う。思うのだがそうなると誰も働かなくなる。だって食事のために稼がなくてもいいんだから。となると誰も本なんて書かなくなるだろう。そうなれば僕は何によって食事をすればいいんだ?食事こそ人間が背負った最大の足枷なんじゃないかと思う。まぁ、それならそれでその足枷を最大限に楽しんでやればいいのだが。今のところ僕の勝利。