クライシスシンドローム

クライシスシンドローム(危機症候群)ってのは僕が勝手につけた名前。
人というのは決して現状に満足をしない。お金があって大きな家に住んでいていい車に乗って美人の奥さんがいる。誰もがあこがれるだろう人でもその人が人である以上、言い換えるなら生きている以上、何がしかの危機感を持っているはずだ。で、この危機感はどんな人にでもあり、これがこの世の終わりとか人類崩壊なんてものの原因になっているんじゃないかなと思う。
もし近い将来、人類が滅びるとしたなら別に近い将来じゃなくてもとっくに滅びていてもいいんじゃないか?でもそこを何とか回避してきたんだからこれからも回避できないとは限らない。もちろん回避できるとも限らない。
運命論めいて聞こえるかもしれないが、滅びるときはどんなにあがいても滅びるし生き残るときは全人類が諦めても生き残る。世の中そんなもんだ。ただ危機的意識を常に持ち続けることによって人類が進化、あるいは進歩、してきたということは間違いない。だから決して悪いことでもないと思う。