DESTINY 鎌倉ものがたり

劇場公開時に、見に行きたいと行っていたのを妻が覚えていてくれて、レンタルしてきた。娘が幼稚園のお泊り保育の隙きに視聴。
舞台は鎌倉なんだが、魔物や妖怪が当たり前に存在している。その舞台設定だけで好みのタイプではあるのだが、主人がミステリー作家でかつ実際の事件にも関わる探偵というのが非常にいい。いいんだけど、この映画ではそこはそれほど厚く扱われないのが残念だ。原作を読んだことはないのだが、きっと原作ではその辺りがしっかりと描かれているのだろう。これは実写化における問題点のひつtでもあり、仕方がないことでもある。映画は長くても2時間ちょっとで収めなくてはならない。それでいて物語としての山場も必要だし、もちろん起承転結も必要。一方で、原作ファンに対してある程度、原作に忠実な部分も必要になる。その一方で、全く原作を知らない人が見てもストーリーがわからなくてはならない。そういった諸々のバランスを取ってできたのがこの作品なのだろう。
なかなかに面白かった。