春期限定いちごタルト事件
率直に言うと、期待はずれだった。
面白いか面白く無いかで言えば、まぁ、面白いに入れていいんじゃないだろうか。でも、期待していたものとは違う。いろいろ書こうかなと思ったんだけど、書くことを考えていてあることに気がついた。
この作品、39歳のおっさんが読んだからもう一つだっただけで、16、7歳の高校生−特に男子−が読めば、すごく面白いんじゃないだろうか。
ということは、この作品を面白いと思えないおっさんに、その年代の人たちを楽しませられるような作品を作ることはできないんじゃないだろうか。
この辺が引っかかっているんだろうか。
感想らしいことを一つ。
日常の謎ってのは、本当に扱いが難しい。つまり、北村薫はものすごくすごいってことだ。
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2004/12/18
- メディア: 文庫
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